Galileo?

IntelのGalileoのBSP1.0.0系イメージを使うまで - Galileo

概要

4月頭にリリースされたIntel Quarkプロセッサ向けBSP(Board Support Package)のバージョン1.0.0をベースにした,Intel Galileoボード向けLinuxイメージを作成するとともに,それを使用するまでの過程についてメモする.

イメージファイル

ビルド済みイメージ

ビルド済みイメージを例によって配布しておく.

今回もパッケージリポジトリを使用可能にしてある.(鋭意ビルド中)
IntelのGalileoでパッケージマネージャopkgを使う - Galileoに記載されているwgetコマンドのうち,"galileo"の部分を"galileo_bsp1.0.0"に変更することで使用可能である.
このパッケージ群は,clantonディレクトリにあるものを除けば,iot-dev-kitと互換性がある.(14/08/18更新)

自分でビルドしたい方は

IntelのBSPに関するユーザガイド等を参照.
ディストリビューションによっては"spi"イメージを作成できないことがある(CentOS6.5で確認).

ファームウェアアップデート

BSP1.0.0系のLinuxイメージを動作させるにあたって,Galileoのファームウェアをアップグレードしておく必要がある.
基本的な手順はIntelのBSPに関するユーザガイドと変わりはない.(さかきけいさんによる日本語訳:Intel Quark SoC X1000 BSP Rel 1.0.0 ビルド&ソフトウェア ユーザーガイド | KEI SAKAKI's PAGE.)

必要なもの

手順

  1. ファームウェアのダウンロード
    ファームウェアとアップデータは,Alexさんの個人サーバからダウンロードできる:
    http://alextgalileo.altervista.org/images/1.0.0/spi/
    ここにあるCapsuleApp.efiとFlash100.capをダウンロードして,microSDカードに書き込む.
  2. UEFIに入る
    シリアルケーブルでPCとGalileoを接続する.基本的な事項なので詳しい説明は割愛する.
    • Windows
      1. PuTTYやTeraTerm等を利用して,COMxに接続する.(xは数字)
      2. microSDをGalileoに挿入し,電源を入れる.
      3. F7かEnterを押すように言われるので,F7キーを押す.
    • Linux
      1. minicomやscreen等を利用して,/dev/ttyUSBxに接続する.(xは数字)
      2. microSDをGalileoに挿入し,電源を入れる.
      3. F7かEnterを押すように言われるので,F7キーを押す.
      4. F7が反応しない場合はCtrl+[ [ Sの順に入力.
  3. UEFIシェルの起動
    上下キーでUEFI Internal Shellを選択,Enter.画面は参考リンクを参照.
  4. ファームウェアアップデートの実行
    詳しくは参考リンクを参照.
    fs0をマウントして,CapsuleApp.efiを実行,Flash100.capの内容をGalileoのフラッシュに書き込む.

イメージを使用する

microSDカードにダウンロード/ビルドしたイメージのアーカイブの内容を展開する.
ファイルは以下のようになっているはず.

$ ls -R /media/mmcblk0p1/
/media/mmcblk0p1/:
boot
bzImage
core-image-minimal-initramfs-clanton.cpio.gz
grub.efi
image-minimal-galileo-clanton.ext3

/media/mmcblk0p1/boot:
grub

/media/mmcblk0p1/boot/grub:
grub.conf

これらが入ったmicroSDをGalileoに挿入して電源を入れれば,BSP1.0.0ベースのイメージが起動する.

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Last-modified: 2014-08-18 (月) 05:24:28 (1323d)